歯の痛みに弱い患者さんでも、眠ってしまうほど安心して治療を受けられる「無痛治療」にこだわっています。
また、歯科医師・歯科衛生士全て拡大鏡・ルーペを使用して、視野を拡大した状態で精密な治療を行い、患者さんの1本の歯も全力で残すよう努めています。
眠ってしまうほど安心の「無痛治療」
パフォーマンスロジックの実践
当院のドクター、スタッフは、アメリカの歯科医師Dr.ダリル・ビーチが発表した『パフォーマンスロジック』という方法で診療を行っております。 パフォーマンスロジックとは、
・患者さんにストレスを与えない診療姿勢
・信頼関係を築くために必要な診療技術
のことです。多くの患者さんは、歯科医師の指がどのように自分を触るか、安心感を感じるか、あるいは不安感を感じるかということを非常に敏感に感じていると思っています。 『痛くない』『怖くない』ように診療するために、私達は様々な工夫をしています。
診療姿勢
水平診療(患者さんが寝ている状態)のスタイルをとっています。 寝ている状態は、座った状態よりも、からだ全体がサポートされているので、リラックスすることができます。
また、音の大きさとか、先生が患者さんに向かってしゃべる声の調子、使う言葉などにも注意をして、私達は患者さんの立場に立ち、できるだけ不安を感じさせることがないように配慮しています。
診療姿勢が正しければ、患者さんに対してかける圧力を最低限にすることができます。 つまり、不必要に患者さんをひっぱたり、押したり、唇を大きく引っ張って作業をするというようなことが最低限で済むわけです。私たちが一定した姿勢、正しい姿勢をもっている場合には、動きの順序は非常にはっきりして、患者さんに大きな安心を与えると考えています。
ミラーテクニック
私達は、診療のやり方に嫌いな視野だとか、嫌いな位置というものがあってはいけません。
患者さんの奥歯は確かにとても見にくいです。覗きこんでも見えるものではありません。 そこで、パフォーマンスロジックでは、ミラーを使ったテクニックを学びます。このテクニックを身につけるためには大変な努力が必要です。私達は、常に、どんなビューでもポジションでも、すべて楽にできなければなりません。「直視」や「鏡視」もそれぞれの適応に合わせて両方を使わなければなりません。
例えば、車を駐車する時、サイドミラー、バックミラーを見ながら駐車する人の方が、直視してバックする人も、ずっと上手です。 このミラーテクニックを習得することで、患者さんを覗き込むことがなくなり、患者さんのストレスも軽減することが可能です。
診療台
当院の診療台、機械はすべてドイツKaVo社のものを使用しています。ドイツで開発された診療台は患者さんにとても優しく設計されています。
例えば、お年寄りや緊張している患者さんにとって、早く横になる診療台は大変ストレスになります。 KaVoの診療台はゆっくりと横に倒れます。早く動く診療台では、患者さんはびっくりして血圧もあがってしまいます。
消毒システムも非常に優れていますが、削る道具の精度の高さや音の低さなどは、すべて患者さんのためを考えられています。 診療台の色もカラフルで、怖いイメージはありません。
麻酔にもこだわっています
治療の痛みを減らすための麻酔自体が、多くの患者さんにとって恐怖の対象となりがちです。
当院では、麻酔液を人肌に温め、電動の注射器を使って一定の圧をかけて注入することで最大限痛みを減らせるよう努めています。
患者さんの歯を残すために 〜 精密虫歯治療 〜
拡大鏡・拡大ルーペの使用
当院では、全ての歯科医師が拡大鏡・拡大ルーペを使用して治療に当たっています。
視野を拡大することで、肉眼では見落としがちな細部までくまなく確認でき、虫歯の取り残しを防いだり、歯周病の治療でも確実に歯石を取ったりと、「再発を未然に防ぐ」治療が可能になります。
MI(ミニマルインターベンション=最小限の治療)
上記、拡大鏡・ルーペの使用によって、もう一つ大きなメリットがあります。
それは、虫歯を削るときに、健康な組織を除外した、必要最小限の部分だけ削ることが可能になることです。
一般に、1本の歯を4回治療すると、抜歯せざるを得ない状態になると言われています。治療する回数、削る量を最小限に抑え、その後再発がないように予防することで歯を残すことが可能になると考えています。
歯髄温存療法(歯の神経を残す治療法)
歯の神経を残すため当院では、一般的な治療に加えて、2つの特殊な治療も行っています。
ただ、医療保険の適用ができない方法なので、その点ご了承下さい。
ドックベスト歯髄温存療法
神経に達した虫歯でも、銅の抗菌力により神経を残すことが期待できる治療法です。
ドックベストセメントとはほとんど歯を削らなく、神経にまで達した虫歯でも、銅の抗菌力により無菌化し、その象牙質の再石灰化を促し、神経を残すことが期待できる治療法です。
結果、歯の寿命を伸ばすことができます。
3-MIX歯髄温存療法
3-MIXは従来、神経を除去しなければならないとされていた深い虫歯(C3)に対する治療法で、神経を処置せずに、神経に近い部分の感染した歯質を一層残し3MIXを貼薬することにより、虫歯の無菌化を図り、歯の再石灰化を促し神経を保護する治療法です。