インプラント認定医による安全・安心なインプラント治療を行っています。
また、10年保証を行っておりますので、万が一、脱落・破折した場合にも無償で再治療が可能です。
地域でも有数のインプラント治療実績がございますので、安心してご相談下さい。
インプラント治療とは?
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。
心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形の目的で体内に埋め込むシリコン材料等は、いずれもインプラントです。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼称されます。
しかし一般的には、歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いので、以下インプラントという言葉を使用します。
齲蝕(虫歯)や歯周病(歯槽膿漏)によって、また外傷によって歯を失うことがあります。またヒトによっては先天的に歯が無い場合があります。そのような歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。
インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、適用できる治療方法です。
インプラント治療と入れ歯・ブリッジの違い
歯が無くなった場合、歯を無くした部位にもよりますが、咬めない、喋りにくい、みっともないといった不具合が起きます。その不具合の解決方法として、 取り外し可能な義歯による治療(図5)、ブリッジによる治療(図6)、インプラント治療(図7)が考えられます。
図5 取り外し可能な義歯による治療 | 図6 ブリッジによる治療 | 図7 インプラント治療 |
その他には、歯が無い部位に口の中の他の歯を移植する歯の移植による治療も考えられます。
それぞれの治療法には利点と欠点があります。
どの治療方法を選択するかは、慎重に決める必要があります。
歯科医師の説明を良く聞いて、不明な点については遠慮されずに質問されることをお勧めします。
インプラント治療の安全性
安全で確実なインプラント治療
CTを撮影することで、上顎、下顎の骨の3次元的構造、骨の内部にある神経や血管の走行、さらにインプラント埋入予定部位の周囲の組織の状況が明らかになります。全ての症例にCT撮影が必須であるとは言えません。 しかし、CTを撮影することで、顎の3次元的な解析が可能ですので、より安全で確実なインプラント治療に繋がることは確かです。
生体親和性に優れている金属を利用した治療
金属アレルギーにはチタンに対して体がアレルギー反応を示すチタンアレルギーというものがあります。
但し、チタンアレルギーの発症例はまれで、非常に少ないです。
チタンは、原子番号22の元素。元素記号はTi。チタン族元素の一つで、金属光沢を持つ遷移元素です。
チタンは、軽く、丈夫な金属です。
またイオン化傾向が低く、水に溶け出しにくい性質をもっているために錆に強く、海水に腐食されにくい金属です。海水中では白金に次ぐ強さの耐食性を持っています。
なので、冷戦時代には戦闘機や潜水艦など軍事用の乗り物に多く使用されていました。現在では発電所の復水器というパイプにも使用されています。
また、生体親和性に優れている金属です。
酸素との結びつきが強く、大気中では表面に不動態と呼ばれる薄い酸化皮膜を作ります。
チタンアレルギーが発生しにくい理由としては、チタンがこの酸化皮膜にさえぎられ、内部の金属イオンが人体内には溶け出さなくなるためです。
そのためにチタンは耐食性があり、汗をかいたり海水に濡れたりしても錆びないのです。
チタンが歯科インプラント(人工歯根)、心臓弁、人工関節として人体に安心して使用される理由は、このような安定性にあります。
他にも身の回りでは鍋、フライパン、包丁、ゴルフクラブにチタンが使用されています。チタンを使用してアレルギー発症した場合、実は他の金属との合金で他の金属でアレルギーを反応していないか、もしくは他の金属でめっきがされており、その金属でアレルギー反応をしていないかを確認する必要が有ります。
認定医によるインプラント治療
日本口腔インプラント学会(JSOI) とは
公益社団法人日本口腔インプラント学会は1986年に発足、2010年には、より社会に向き合う学会として、歯学系学会で初めて公益社団法人格を取得した、日本最大のインプラント学会。
現在では会員数は12,600人にものぼり、その数は年々増加の傾向にあります。
この背景は口腔インプラントを応用した歯科治療の高い機能、審美の回復と予知性にあります。
会員は国民から信頼される高い医療倫理、医療知識、診断能力、医療技術を習得することが必須で、そのため、本学会は年一回開催する学術大会の他、5各支部での学術大会・学術講演会、大学系・臨床系の研修施設での講演会、専門医の臨床技術向上のための講習会、医療安全・医療法律に関する講習会などを定期的に行っています。
副院長が、日本口腔インプラント学会 専修医を取得しています
1. 治療後2年以上経過した症例を5件以上提出すること
2. 同学会指導医2名の推薦を得ること
3. ケースプレゼンテーション試験に合格すること
など複数の条件をクリアして初めて認定される制度で、インプラント治療について一定水準の技術・安全性をもって治療できることを示しています。また、本認定は、5年ごとに更新することが必要で、更新の条件として継続的な学習が求められています。
当院では、数多くの治療実績がありますので、安心してご相談下さい。 ⇒ インプラント治療例へ
「経験の違い」と「治療計画の深さ」
インプラント治療を行う上で最も大切なのは、
治療を受ける患者さんの状態を治療前にどこまで深く考えられるか、そして治療後、患者さんの人生に寄り添って刻々と変化する健康状態・加齢変化(老化)に合わせて、良い状態を維持し続けることができるか、その後の対応の幅をどこまで広く持てるか、に尽きます。
当院では、安易にインプラントをお勧めしません。患者さん一人ひとりのその後の人生について考え抜いた上で治療に当たることをポリシーとしています。
安心の10年保証制度について
万が一の脱落・破折の場合、無償で再治療を致します
"インプラント治療後の万が一"を保証いたします。
「定期メンテナンス」をきちんと受けていたにもかかわらず、万が一、インプラント体や上部構造が、脱落または破折した場合には、保証規約に基づき、無償で再治療を行います。
"偶然な事故によるアクシデント"も保証いたします。
ご家庭での事故はもちろん、仕事やスポーツ・レジャー中のさまざまな偶然な事故により生じたインプラント体や上部構造の破折・脱落も、無償で再治療を行います。
転居時も"全国の認定会員の再治療ネットワーク"で保証いたします。
患者さんの転居等による地理的な条件で、当院で再治療等ができない場合は、保証機関の再治療ネットワークにより最寄りの認定歯科医院をご紹介いたします。
保証限度額について
インプラント1本につき「インプラント体 200,000円」、「上部構造(人工歯) 100,000円」を上限に、無償で再治療を行います。
※再治療にかかる費用が、保証限度額を超えた場合には、自己負担頂く場合がございます。
インプラント治療法
1回法の流れ
「1回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた直後に、インプラントの一部、あるいはインプラントの上部に付けた部品が粘膜の上に露出します(図8A)。
一定期間(下の顎では2-3カ月程度、上の顎では4-6カ月程度)を経た後に、型を採って義歯の作成をおこないます。
2回法の流れ
「2回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います。
そして、一定期間(下の顎では2-3ヶ月程度、上の顎では4-6ヶ月程度)を経た後に、インプラント上部の粘膜を再度切開して(2回目の手術)、その上に部品を付け、1回法と同様に義歯の作成をおこないます。
図8 インプラント治療における一回法(A)と二回法(B)
インプラントを顎の骨に埋入した後に、インプラントが骨としっかりと結合するためには一定の期間が必要です。 インプラントを埋入してからインプラントが骨と結合するまでの期間は、インプラント埋入部の骨の状態や使用したインプラントによって異なります。
したがって、インプラントを埋入してから、義歯を付けるまでの期間は個々の症例において判断しています。
即時荷重
インプラント埋入した直後に、インプラントに義歯(通常は仮の義歯)を付ける治療法を「即時荷重」と呼びます。 一定期間を経て、最終的な義歯を作成して、装着して治療を終了します。
即時荷重をおこなっても、治療開始から終了までの期間はあまり変わりませんが、インプラント埋入手術直後に義歯を装着することで、術後の不便さを解消することができます。
即時荷重にはすぐに歯が入る利点もありますが、しかし、症例の選択が難しく、また術者の経験と技術が必要な治療です。
インプラント治療の流れ
インプラント埋入手術インプラントを顎の骨に埋入する手術(インプラント埋入手術)を行います。 インプラント治療の方法として2回法が選択された場合、インプラント埋入手術と、インプラントの上部の粘膜を切開する手術の2回の手術が必要です。 骨の造成が必要な場合は、インプラント埋入手術の前に別個におこなう方法と、インプラント埋入手術と同時おこなう方法があります。 |
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上部構造の作製と装着インプラント埋入した後、一定期間を経て、型を採ってインプラントの上に付ける上部構造の作成をおこない、装着します。 |
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メインテナンス治療を受けた部位に何も不具合が無い場合も、定期的に通院してチェックすること(メインテナンス)は、治療した状態を長期良好に維持するために大変重要です。 |
治療例
リスク/インプラント周囲炎、メンテナンスが必要
料金/インプラント埋入一式 380,000円〜(1本) 【内訳】 1次手術管理料 50,000円 2次手術管理料 30,000円 フィクスチャー(インプラント本体) 150,000円 アバットメント(チタン):本体と上部構造の連結 50,000円 上部構造(ハイブリッド):歯の部分 100,000円